四世代の家族が暮らす家
親御さんとおじい様おばあ様が暮らしていた築40年の家へ、ご夫婦とお子さんご家族が同居することに。
お互い気を遣うことがないよう、間取りの変更を含めた大規模リノベーションとなりました。
間取りの中央にある対面キッチンに立ちながら、ご家族を見守ることができるよう、壁を撤去。同時に耐震性を保つため、リビングには大きな筋交いを取りつけました。
ひとつ屋根の下でも適度な距離を保ちつつ、プライベートな時間を楽しむことができるよう、親御さんは1階に寝室、若いご家族には2階に寝室と第二のリビングをご用意。皆様が集まる1階は、明るく温かみを感じるナチュラルな内装に。2階は若夫婦のお好みに沿った、ダークカラーの落ち着いた内装にしました。
複数世帯ならではの問題を解消するべく、洗面室や収納など細部までお打ち合わせをし、お施主様の豊かな暮らしをサポートする住まいとなりました。
壁付けのL型キッチンは、部屋の奥にあったうえにリビングとは壁で隔てられていました。
LDKの中央に配置することで、リビングとダイニング両方の空間を見渡すことができるように。対面になったため、料理をしながらでもご家族の会話がはずみます。
二階はあまり使われることがない、昔ながらの和室でした。
若家族のお好みに合わせたダークカラーの落ち着いた内装に。リビングはエコカラットとアクセントクロスを組み合わせ、スタイリッシュに仕上げました。
南に面した部屋には来客用の応接室がありました。
使う頻度の減った応接室は、壁を取り払ってリビングに。外のデッキに出やすいようサッシの大きさも変えました。生活様式の変化に沿って部屋の用途も現代の暮らしに合わせました。
洗面台と収納棚、そして洗濯機が二つある脱衣室は、物があふれていました。
入浴中のバッティングが起きないよう、洗面台と脱衣室を分けました。
脱衣室内の収納はニッチ棚に。ご家族ごとで使うものを分けて収納できるようにしました。